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「辛い!!?潤!水!!!」
どつやら地獄の饅頭は卓哉が食べたみたいだ。
「ほい水」
「ありがとう!!」
渡された水を勢い良く飲み干す
「あ!チョコの味がします!!」
そして天国の饅頭は阿部が食べていた。
阿部が嬉しそうに発言した瞬間他の二人がorzったのは言わずもがな
余談だが俺は天国の饅頭がどれか分かっていた。
なんせ、悪魔でも味で判断させるから不正が起こるかもしれなかったからである。ただ、その心配も杞憂におわったがな。
「で、阿部は卓哉に何を命じるんだ?」
「えーとですね、卓哉さん!」
「は、はい!?」
呼ばれて肩をビクッとさせる。
さっきの制裁がどうやらトラウマになっているらしい。
「私と……」
「は、……はい」
緊迫する空気。さっきまでorzってた2人も真剣にやりとりを見つめてる。
そして、阿部がゆっくりと口を開き……
「私と今度のお休みに2人きりで買い物に行ってください」
「………それでいいの?」
「はい!!」
頭に?を浮かべる卓哉と満面の笑みをする阿部そしてホッと息をつく残りのハーレムズ
俺も自主規制には逝かなくてもデートという単語ぐらいはでると思ったのになぁ……
あまりにも普通過ぎてつまらなかった
(本当はデートが良かったですけど、それは本当の意味でそういうの関係になってからにしましょう)
阿部のこんな想いは本人以外知るよしもなかった
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