悲しい過去 フリーザVS在原

6/33
前へ
/62ページ
次へ
在原の攻撃を防いだフリーザくんは余裕そうな笑みを見せる。すると在原は両手に気を溜め、気弾を連続でフリーザくんに撃ち始めた。 在原「はぁあああああああっ!!!」 『ドドドドドドドドドドッ!!!』 フリーザ「あなたも随分気の扱い方がうまいようだ………それに気の量も並じゃない…」 気弾の雨をかなりの速度で移動しフリーザくんは躱していく。避けきれないのは手で弾きながら呟くと、在原は攻撃を止め口を開いた。 在原「当たり前………ボクは神のアクアに加え神玉を身に着けている。こう見えてボクはスピードだけならブロリーにも引けを取らない………ボクは選ばれた人間なんだ」 フリーザ「選ばれた………ですか。他人から与えられた力で強がる人間がそんな大した人とは思えませんけどね」 在原「……!………黙れ…!」 腕を組みながらフリーザくんがそう言い捨てると在原は小さく返す。だが、感情を見せない在原が僅かに怒りを見せたようにボクは感じた。 フリーザ「……仕方ありませんね。中途半端な力を身に付けた者は、かえって早死にするという事を教えてあげましょう」 在原「何だと………?」 フリーザ「よぉーく見ておきなさい!滅多に見られるものではありませんよぉ!?」 ザーボン「……フリーザ様、変身なさるおつもりなのですね」 及川「変身……!?」 フリーザ「はぁああああ………!」 フリーザくんが言い放った時、たまたま近くにいたザーボンくんの呟きが聞こえた。少し期待してフリーザくんを見つめていると次の瞬間ー――― フリーザ「よいしょ」 『バサッ』 在原「………は?」 及川「上着脱いだだけじゃん!!!?」
/62ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加