prologue

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入社式から1ヶ月後 真希「ねぇ。今日からさ、新人が現場に配属されるんでしょ? さすが、男性社員の採用基準に入ってるだけあって、 新人もイケメン揃いで楽しみよね~」 同期のCAである真希が話しかけてくる。 蘭「そうだね…」 真希「反応薄いなぁ… 蘭だって元彼と別れてもう一年でしょ!? 自分から恋を探さないとね、出逢いないわよ!」 蘭「わかってるけど。 今は仕事で一杯なの!」 進藤「元彼がなんだって??」 彼は同期の進藤君。 パイロットととして入社して今は副操縦士-コーパイ 入社式で知り合ってからちょくちょく仕事で会ったりするけど… ほんのちょっぴり苦手。 蘭「別に??」 進藤「あの乗客がかっこよかったとか、合コンに誘われたとか、そんな話ばっかだよな。CAの女って」 蘭「……」 真希「うるさい。進藤、あんたさ蘭に突っかかり過ぎなのよ。なんかあるわけ?!」 真希が仁王立ちで進藤君の前に立った。 彼女は身長165㎝以上。それにハイヒールだからよけに迫力がある 進藤「なんだよ原田。お前、まだここにいたのか。どっかに転職したかと思った。」 真希「うっさいわよ。よけいなお世話。コーパイのくせに偉そうにすんな!」 2人が睨み合う。 蘭「真希!皆見てるよ。進藤君もやめて」 するとパイロットの制服を着た背の高い男性が来た。 高梨「進藤なにしてんの?」 真希「高梨~♪おはようございます!!」 別人のような顔を見せる真希。 高梨「あ。おはよう、桜庭さん、原田さん^^ また、こいつが余計なこと言ったんでしょ?」 パイロットの高梨さん。 最年少で機長になった人で女性には優しい男前。 彼が乗る便には追っかけのファンのお客様が大勢いるとか… 進藤「余計なことじゃないっすよ…………」 高梨「はいはい…わかったよ後で聞きます。ほら行くよ。今日は忙しいんだから。」 進藤「はい…」 進藤君は大人しく高梨さんにつれてかれていった。 真希「ほんと、進藤のやつ腹立つのよ!!」 真希が愚痴を言ってるとき。低い声で名前を呼ばれた。 ??「桜庭…原田。」 蘭「はい。」 .
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