prologue

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そこには私達の上司の狩野チーフがCAの制服を着た見慣れない女の子を連れて立っていた。 狩野「見てたぞ。原田、お前進藤と喧嘩する積もりだったのか!?」 真希「やっだー。チーフ喧嘩なんてしませんよー」 狩野「進藤が怪我で入院したらシフトが狂うからな。喧嘩はするなよ」 真希「そっちの心配ですか…私は心配しないんですねー 笑」 狩野「私だって、そんな心配はしたくない。ところで。桜庭」 チーフは横にいた女の子を紹介した。 狩野「1ヶ月の研修を終えて今日から現場配属になる新人だ。小川結子さん。 桜庭に教育係になってもらう。」 私は緊張した。 先週。狩野チーフに新人の面倒を見るようにいわれたとき。 びっくりした。 まだ二年目の私に出来るのかと心配だった。 チーフからは『君なら出来る』と言われやることになった。 狩野「小川。君の教育係の桜庭蘭だ」 結子「私、新人の小川結子です これからよろしくお願いします!! 気軽に結と呼んでください」 結子はにこっと笑った。 新人とは思えない余裕。 それに芸能人にいてもおかしいくないくらい可愛い。 蘭「こちらこそ、よろしくね。何でも聞いて」 結子「はい♪私、一人っ子だったんでお姉さん欲しかったんです!! 先輩みたいな優しい人がいて良かったです!!」 蘭「そ。そう…;」 初対面なのに凄く人懐っこい子 狩野「じゃあ。桜庭。頼んだぞ。基礎をみっちり教えてやってくれ!」 蘭「はい」 .
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