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子供じゃないのに門限9時はありえません!!
フライトのスケジュールによっては深夜に帰国することもあるけど。
狩野「おっと。油を打ってる暇はないぞ?
桜庭。小川にオフィスや休憩室を案内してやってくれ。」
蘭「分かりました」
私は、結子にロッカールームや休憩室を案内した。
休憩室にはいると同期の三村君がいた。
蘭「三村君。」
三村君はコーヒーをのみながらパンを食べている。
蘭「今休憩?」
三村「まぁな。仕事長引いて遅い昼飯。」
結子「先輩ー。誰ですか…?」
結子が背中を突っつく。
蘭「あ。彼は三村君、整備部で私の同期だよ。」
三村君が軽く頭を下げた。
蘭「あのね。三村君…彼女は私の後輩で小川結子さん。今年の新人よ」
結子「よろしくお願いします!!」
私の時より高い声で結子は挨拶した。
三村「どうも…」
三村君の素っ気ない対応はいつものこと。
口数が少ないので、怖そうに見えるけど本当は優しい。
私の話も聞いてくれたりして相談したりして。
頼れる同期。
結子「先輩。次は管制室を見せてくださいー」
蘭「管制室は空港で私達の会社とは別なんだよ」
結子「そうなんですかぁ?じゃあ、パイロットの人たちのオフィスに案内してください」
蘭「いいけど…またね。三村君」
三村「おう…」
私は結子に背中を押され休憩室をでた。
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