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「……ん」
ふと、目が覚める。
外はまだまだ真っ暗。
光輝は時計をみる。
「まだ4時じゃねぇか」
時刻は深夜4時。
起きるには早すぎる時間だ。
しかし、寝るのが早かった光輝は完全に目が覚めた状態だ。
「くっそ、面倒な……」
とりあえず、洗面台で顔を洗う。
もう今からは寝れないので時間つぶしながら起きてよう。
眠くなれば学校で寝ればいい話だ。
とは言っても深夜の4時、やっているテレビは通販番組か深夜アニメぐらいだろう。
「………深夜か」
ここでふとあの都市伝説の話を思い出す。
本当にカラーバーのところには映るのか。
試す思いでテレビを点ける。
やっていたのはちょうど何かの番組。
もうそろそろ終わろうとしていた。
『それではみなさんごきげんよう!!』
司会者の挨拶とともに番組は終了し、少しCMが流れる。
そして映し出されたのは、あのカラーバーだ。
ピーっと不気味な感じの音を鳴らし続けるだけのこの画面。
さて、どのタイミングで流れるのか………
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