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光輝は結局あの後寝ることができずに、しかしボーッと起きているには胸くそ悪かったので口直しに録画してた洋画をみた。
だいたい一本みる頃には外は明るくなっていてみんな起き始めた頃だ。
「おはよ」
「おはよう。
なに、なんか機嫌悪いの?」
そんつもりは無いのだが恐らくアレのせいだろう。
「いや、変な夢みただけだよ」
とりあえずそういっておいた。
この年にもなって都市伝説だのなんだのといっても軽くあしらわれるだけだろう。
そもそも笑い話になるだけだ。
そんなことになって知らないところでネタにされるくらいなら話さない。
これは学校の奴らも同じこと。
つまり、誰にも話さない。
話したところで意味がない。
アレは悪い夢だったのだ。
と、そう思いこむことにした。
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