前書き

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「ふぅ……」 光輝は大きく息をつく。 結局はどれも噂の域を出ていない。 なら光輝か見たのはただのまぐれだったのか? そう思わずにはいられない。 今日はそこまで眠たくない。 見てみるか─── ───深夜 前に見た時間とだいたい同じくらいの時間。 ちょうどそろそろ最後の番組が終わる頃だ。 「………」 光輝は妙に緊張していた。 『それではみなさんごきげんよう!!』 前と同じ言葉で締めくくられる番組。 そして映し出されるのはいつものカラーバー。 さて、今日は映るのか…… 15分が経った、前はこのぐらいで映ってたはず。 さて、映るか──? すると 『ピガッ』 と、何かがとぎれた音がテレビから聞こえる。 きた────!
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