俺はお前のアンデットだから・・・

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「・・・いえ、なにも聞いてません」 織田だけでなく、クラス全体が凍り付いた瞬間であった。 始業式だけということもあり、学校はあっという間に終わって信夫とアリスと文の三人は仲良く家路についていた。 「なんで言っちゃ駄目なんだよ。 俺としては連絡網で廻したいぐらいだぞ?」 「あんたマジでシバき廻すわよ? 大体前もそんな感じで大騒ぎになったじゃないの・・・」 アリスは信夫に向けていたジト目を少し後ろを歩いている文に送る。 「いやぁあれは魔がさしたと言いますか・・・」 文は申し訳なさそうにそう言った後、ハッとした表情で続ける。 「今なら堂々と熱愛報道していいですよね!?」 「おうともよ!!」 (ガスッ×2) 「アダッ!!」 「イダッ!!」 「あんたらいい加減にしなさいよ!!」 「すいません・・・ ――ん?」 信夫が頭を摩りながら顔を上げると、昼間にも関わらずアリスの背後に一つの星らしきものが瞬くのが見えた。 (あれ・・・? なんか前にもこんな事があったような・・・) その瞬いた場所から黒い物体がこちらに向かって飛来するのが分かった。 「おぉぉぉねぇぇぇさぁぁぁまぁぁぁ!!!!」
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