俺はお前のアンデットだから・・・

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自分が認めた相手には丁寧だが、それ以外の人物には生意気なんて言葉が可愛いくらいの暴言を吐く、かなり変わった人物だ。 「なにを言っているんですの? 貴方が毎回私の着地地点にぼさっと立っているのが悪いんですわ。 変な言いがかり止めて下さらない?」 メアリーは特に悪びれもせずに信夫に言う。 「お前なぁ・・・」 「ところで何が大変なの?」 アリスは静かな怒りを膨らませる信夫を介抱しながらメアリーに尋ねる。 「ええ、それが・・・」 メアリーの表情が真剣なものに変わり、三人はしっかりと聞き耳を立てる。 「実は数日前にとうとう魔王が復活してしまったんですの」 「そんな・・・」 メアリーの言葉に顔を強張らせるアリス。 「それで、今どうゆう状況なんですか?」 神妙な顔つきで文が尋ねる。 「ああ、魔物が私達の世界に進軍を開始した。 まぁ私は良く分からねぇが、大人たちは十年前恐怖の再来だとか言っていたぞ?」 (どんな時でも喋り方は分けんだな・・・) そんな信夫の思いなど知るよしもなく、メアリーは続ける。 「そこで、今各世界に散らばった勇者団全員に緊急召集が掛かってんだよ・・・」
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