息吹と和芭

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…――――― 「和芭っおいで」 「お母さんっ」 タタタタ 「和芭っ此処の暮らしはどぉ?」 「楽しいよっ」 真っ白な部屋に俺は一人 母さんはたまにいろんな人達を連れて来る 「あなたは特別なのっ」 「特別?」 「そっお母さんが造ったのお父さんの遺伝子とお母さんの遺伝子を・・・」 当時はまだ話の内容は分からなかったが楽しそうに話す母さんを見て嬉しかった 「警察だっ」 「あんた達っ!!・・・」 その日はうるさかったっ外で何をしているのか気になった ドアも開いていた ガチャ 「うるさぁいぃ・・・」 「!!」 「和芭っ」 「お母さん?」 母さんは連れて行かれた 後で聞かされたが母さんは悪い事をして警察に捕まった 俺は親戚に引き取られたが喧嘩が堪えない俺を小学校に上がる前に施設の前に捨てた 「お母さんが来るから待ってなさい」 今考えると親にあまり似ていなく金髪に不自然な目を気味悪がっていたのだろう 喧嘩もやったことはなかったが強かった すべて母さんが俺の遺伝子をグチャグチャに造り変えたからだろう 廉造さんに拾われたのもその時だ ――――… ・
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