魔王城

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シュン 昴「ここか。」 いやー、正に魔王城って感じですね。 いい忘れてましたけど、今は、魔界にいます。 昴「歩いて行くか。ここは強そうな魔物が一杯いるし、少しは楽しめるな。」 テクテク ・ ・ ・ テクテク ・ ・ 何故ですか!何故魔物が襲って来ないんですか! これじゃあ、つまらないです! まぁ、原因はわかるんですけどね。 もういいです。 魔王に八つ当たりしましょう。 というか、魔物が襲って来ないから、目の前に魔王城が見えるじゃないですか! 昴「入るか。」 テクテク 何故今度は魔族すらいないんですか! もういいです。 転移で、行きます。 昴「【転移】」 シュン 「うわっ!びっくりした。つか、貴様は誰だ?」 昴「ウルセー!俺が誰だろうと関係ないだろうが!」 「待て!何をそんなにキレているんだ!少しは、落ち着け!深呼吸しろ!」 スーハースーハー 「落ち着いたか?」 昴「ああ、すまない取り乱して。」 「いや、構わんが貴様は、何者なのだ?」 昴「俺は、人間だ。」 「なっ!馬鹿な!人間が一秒でも魔界の空気を吸うと、死ぬのだぞ!」 それは、僕が人間じゃないと言いたいんですか? 昴「そうは言われても、俺人間だけど生きてるし。というか、今更だがお前の名前何だ?」 「我の名は、ルーシュ=オルヘンだ。」 昴「そうか、じゃ略して、ルーと呼ぶな。よろしく。」 ルー「ああ、よろしく。貴様の名は?」 昴「俺は、昴相田だ。」 ルー「スバル=アイダ?珍しい名だな。まあいい、それよりもさっきの話の続きなんだが、貴様は本当に人間か?」 昴「さっきから人間だと言っているではないか。」 ルー「しかし………、人間だと証明できるものは、何かないか?」
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