0人が本棚に入れています
本棚に追加
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ…
俺は自分の席に着いた。
ギリギリだが…。
危なかった…。遅刻すると自分の身が大変だった。
「おっはよ八朔ぅー。ギリギリだったねぇ。ｷﾞｭｯ」
「のわっ…春…お前…いつもいつも抱きつくなって言ってるだろうが！離れっ…ろっ。」
「えっ？よくなぃ？俺のスキンシップなんだしさぁ。」
説明しよう…
このいかにも変人…変人しか言いようがない奴は俺の幼馴染みの柏崎春♂(17)だ。
あのスリッパで殴った大家の息子な訳ですよ。
「あっそぉそー。このクラスに双子が転校して来るんだってぇ！知ってた？」
「はぁ…知らん。まぁ普通にしてれば問題ないだろ。俺はあんまり関わりたくないしな。」
「何言ってんの？もちろん仲良くするよね！俺興味あるしぃ…ってそろそろホームルーム始まるからまた後で。」
とか言いながら自分の席に行ってしまった。
…………ってか俺の席の真ん前っていうね。
そんなこと考えてたら
教室のドアが開いて
担任の松っちゃんが入ってきた。
最初のコメントを投稿しよう！