転生したかったんだ

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「改めまして。僕は、この世界の「神だな!!キタコレ!!」神棚?」 「ぼけんでいい。もちろん転生するぜ!!」 「早いなー。まあいいけど。転生だね?そのままの姿で異世界に行くことも可能だよ?」 「嫌に決まってんだろ。こんな平凡顔で異世界を渡り歩けると思ってんのか?」 「まあ無理かな。強さは顔の良さに比例するし」 「ムカツクシステムだ」 「分かりやすいじゃん」 「ところで俺の能力は最強にしてね」 「ところで、で凄い話が飛んだね。最強って魔力が最高ってことかい?」 「ああ。それもだが、俺は向こうで訓練とか修行とかはしたくない。知識もしっかり入れといてくれ。あと身体能力も最強にしといて。あ、もちろん魔法は全属性使えなかったら許さん」 「許さんって…分かった。いいよ。あとなんか能力付けたい?」 「まだいいのか?じゃあ、主人公補正つけて!」 「えー?それはなあ…今挙げられた能力の時点で君、主人公補正付けるまでもないと思うけど…」 「いいからさっさと付けろ!!」 「何この子怖い。仕方ないなあ…分かったよ。とりあえず付けとくけど、君の場合だと上手く主人公補正が発動しないかもよ?」 「なんでだよ」 「主人公補正ってのは、主人公っぽい性格のある人向けのオプションだから。君はなんか違う気がするし」 「いい。俺がこの話の主人公である以上は俺は主人公だから」 「メタ発言はダメ。ゼッタイ」 「気にしたら負け」
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