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ー…16年前
「産まれたぞー、遂に王の御子息が、それも神の子だあ」
ワァァァァ
国民に盛大に祝われながら1人の男の子が誕生した。
その男の子は、魔界の王の嫡男であり、神の子でもあった。
神の子とは生まれながらに巨大な魔力を持っている、その名の通り神の力を授かった者である。
男の子の左胸には産まれたときから神の子である証の痣があった。
国民は大いに喜んだ。
何しろ、神の子を授かった国は豊かになると言い伝えられているのだ。
それから国は言い伝え通り豊かになり、神の子も順調に成長していった。
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