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「あ、そういえば“けーちゃん日記”もあるけど見る?」
ぶっ∑!
竜騎の有り得ない発言に今度は慧が吹き出した。
「今、なんて言った?」
「え?だから“けーちゃん日記”」
そう言って、何処から取り出したのか、竜騎は一冊のノートを取り出した。
その表紙にはご丁寧に“けーちゃん日記”と書いてある。
「一応、訊くが、そこに書いてあるのは」
「勿論、“けーちゃん”の成長の日々…「捨てろっ!今すぐ捨てろ!」」
「えー、」
「えー、じゃない。それを渡しなさい!」
「口調、変だよ。」
「だぁ、何でもいいから渡せ」
「ヤだよ、こん中には慧の恥ずかしい話が一杯あるんだし」
「あ、これとか」
そう言いながら、3人が開いたページには
『〇〇月〇〇日
今日は、けーちゃんが、 おねしょして泣いてた。ー…』
と書いてあった。
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