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「探しても見つかんないと思ったら、こんなに上手く人間に化けてやがったか」
「誰だよ。お前」
「我が名はデューク。死神界の王の命令により貴様の命を奪いにきた」
~…意味わかんねー
何、デュークって。外人?てか、死神界って、命を奪いにきたってなんだよ。
「何で俺が命を狙われなきゃならないわけ?」
「なぜ…とぼけるな、貴様が王族の者だからだろうが。」
デュークの口調が少し強くなる。
俺が王族?
「その剣が王族である何よりの証拠だろう。その剣を操れるのは王族だけだ。」
この剣が?
んなこと言われたって信じられるかよ。
「人違いじゃねぇの?」
「ふざけたことを…言うなっ!」
慧の言葉が癪に障ったのか、デュークが慧に襲いかかった。
勢い良くデュークが跳び上がったため
辺りが砂埃に包まれる。
思わず慧は目を閉じてしまった。
何なんだよ、
俺は人間だぜ?少なくとも俺は、そう思ってこの16年間生きてきたんだ。
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