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「はぁ、はぁ、はぁ」
…何だったんだよ、今のは。
死神?王族?
俺は人間じゃないのか?
意味がわかんねぇ。
あ、やべー
身体に力が入らない。
ドサッ
慧はその場に倒れ込んだ。さっきの闘いで体力を使い切ったのだ。
…ーこれはきっと、悪い夢だ。目が覚めたら、こんな事実なんて無くなってるはず。
そんな事を考えながら、遂に限界がきたのか、慧はそれ以上、1ミリも動かなくなってしまった。
スースー…
3つの人影が路上で眠っている慧に近づいてくる…
慧に起きる気配はない。
『クスッ。こんな所で寝て、また襲われたらどうするんだろうね』
『全くだ』
『おい、コイツ運ぶぞ』
『丁寧に扱え』
『何ってたって、我等が一族の次期後継者なのだから…ー』
…
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