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暑い───
俺が、この平原で死闘を繰り広げる少し遡った時間。
俺は仲間・・・、いや家族達と共に、ひと時の休息を味わっていた。
俺の住む広く広大な世界の名前はウユキチ。
広い草原を大勢の家族と旅する生活。レムと言う、ひと括りの集落で、ただ食糧を求めて渡り歩く生活が、俺達のレムの毎日。
一生を旅で過ごす。
今は亡き父も、母も、曾祖母も。ずっと、そうやって生を繋いできた。
変わる事は無い。変える事も無い。
生を輪廻(りんね)させる事が使命で、そしてソコに疑問や疑念を挟む事も無い。
先人達から受け継いだ生命のマナ。それが俺に、俺達に語りかける。生きろ、そして生を繋ぐのだ・・・と。
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