Love ストーリー短編集

初めて流した涙は失恋の涙でしたか？

2月14日仕事で忙しいと言っていた彼は急遽時間を作って会ってくれた。

だけども私は彼にとって最も愛する人で無い事に気づいてしまった悲しいバレンタインデー。

久しぶりに会う恋人なのに時間を気にしてばかりの彼

私が拗ねると仕事の合間を抜けて来たからと言うけど私の女の感が疼いた。

『違う彼の心には別の女性がいる』

いつもは疑問視の宛になら無い私の感だけど何故かその日は決定的な思いが込み上げてきた。

そして更に３日後彼に抱かれている時に最終決定が心に降された。

「なんだよ今日のお前つまんねぇよ」

「そおう？」

私は軽くシャワーを浴びて支度をする。

「何急いでんだよ泊まりじゃねぇの？」

「ごめん用事思いだしちゃった」