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私は急いでホテルを後にして部屋へと帰る事にした。
そうしないと涙がこぼれ落ちて人前で泣顔を見せる事に成りかねないから少しプライドの高い私はそれだけは、どうしても避けたかった。
次の日から私の様子が変だと気づいた彼は頻繁にメールをくれるが、返信はしなかった。
そんな日々が続いたある日
会社の仲間とお昼を外食する事になってガールズトークに花が咲いた。
1人の女の子が彼氏の自慢話を始めたが、どうも私の心には引っ掛かる物がある。
「ねぇ彼の名前教えて?」
彼女は恥ずかしそうに只野一人(ただのかずと)と言った。
『それ!私の男だから』と心で怒鳴った
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