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食事を済ませた私達は駅に向かう途中下らない話で盛り上がり大笑いした。
駅が見えた時、向かいから元カレに同僚の女の子が腕にマトワリ着く様にして歩いて来るのを見て私の足はピタリと止まった。
「なんだ楓お前も男がいたじゃん」
私は泣き崩れるのを必死に堪えた。元カレの言葉に傷付いたんじゃ無い
頭では割り切っていても傷付いた心がまだ癒えて無い私にとって見たくないツーショットだったからだ
元カレは上から目線で恭介を絶対見てると感じた。
「お前こんな安物のアクセサリーを身に付けてる男が趣味だったのか」
元カレは小馬鹿にした笑いで言うと恭介が私に呟いた。
「姉さんフッたのフラレたの?」
「ふ.フッたの!」
私は必死に笑顔で応えたが笑顔は引きつっていたと思う。
「ふ~ん、あのさァあんたフラれたんだよいつまで姉さんの男気取りでいるの」
元カレは恭介をぶん殴った
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