序章

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開くと早苗からだった。 (今日はほんとにありがと🎵 また誘ってくださいね・・・ 今度は私がおごりますから😃 おやすみなさい〓    さなえ  ) 若い子にしては絵文字も少なく 丁寧だなと思った。 後からになって このことに頷けたのだが・・・ それから、何度と無くメールや 携帯でも話すようになり 今度の休みにデートの 約束をした。 そのとき思い切って告白しようと 思っていた。。 あのときの返事も曖昧な ままだったから・・・ 休みの朝・・・さなえの 携帯の呼び出しで目が覚めた。 時計に眼をやると 7時過ぎだった。。。 約束は9時だったはず・・・ 携帯を開き・・・ 『おはよ~あっ まだ寝てたんだ~~ 起きてくださいよ~』 朝からかなり ハイテンション・・・ 『ごめん・・起きるわ・・・ 天気良いみたいだね・・・』 『じゃ~今から向かいますね 車で・・・ 借りたんですレンタカー』 俺はびっくり・・・ ドライブデートとは思っていなかった… 『大丈夫?運転?』 『任せなさい!』 言い切った彼女だった・・・ 慌てた・・・ シャワーを浴び身支度を バタバタ仕上げた・・・ 車の止まる音 窓を開けると可愛い 軽自動車・・・ 下りてこようとする早苗を呼び 『すぐ降りるから・・・』 階段を駆け下りた。
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