序章

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『おはょ…俺が運転しよう・・・』 『怖いんですか?(笑)』 『いや・・・そうじゃなくて・・・俺のほうが詳しいでしょ道?』 うんうんと頷きながらOK してくれた。 車に乗り込み・・・ 『どこ行く?』 『どこにしましょ?』 『じゃ・・・海に行こう♪』 『お任せで・・・♪』 はじめての車でのデート 早苗の明るい笑顔も眩しかった 海が見え始めてきた。 早苗は俺の腕をつかみ 『うみうみうみ!見えてきたよ』 嬉しそうにはしゃいでいた。 『喉かわいたね・・・なんか飲む?』 道端の自販機に車を止め 『あきらさん何?』 『ブラックのコーヒーで・・』 早苗が降りて買いに行った。 降りるときに、座席の足元に 携帯が落ちた。 何気に拾い上げた。 まだ新しい携帯を見ながら 何気に開いた。 同時に履歴を押してしまったようで、そこには・・・ 俺しかなかった・・・ しかもここ数日だから10件も無い 発信も着信もだ・・・ 早苗が帰ってきた 『あっ落とした?』 『あっうん・・降りるときに・・・』 『中…見ました?』 『あっ・・・偶然だけど・・・ ごめん・・・』 『良いですよ・・・見られて やましい事無いですから・・』 笑いながら彼女は 携帯を開いてアドレス帳を 開いて見せてくれた 俺しか載ってないのだった 一瞬ドキッとした。。。 携帯を閉じると 『私友達いないです・・・ 両親も・・・』
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