~第一章~

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ミナト…、僕のせいで…。 アリシア「ソラトくん、泣いてるよ?1人で抱え込むのは良くないよ」 僕は無意識のうちに泣いていた…。 あの時の事を思い出していたからだ… ソラト「あんたには、関係のないことだ。」 強がっていても、涙は止まらない。止まってくれない アリシア「ねぇ、ソラトくん。話してくれないかな?何があったのかを…」 ソラト「名前も知らない奴に、言いたくない」 アリシア「名前言ったら教えてくれる?」 なんで、こんなにしつこく僕の過去を知ろうとするんだ… アリシア「ソラトくん、私はすぐに、消えたりしないよ?私は、国で最高の魔法使いだもん!」 国で最高の魔法使い!?ってまさか… ソラト「アリシア…さん?」 アリシア「言わなくてもしってるじゃーん」 なんで、国で最高の魔法使いのアリシアが、僕を助けに… アリシア「それはね~、過去の私とソラトくんが重なって見えたからかな…」 心の声に返事をされたことよりも、アリシアの放った言葉遣いに驚いた。 こんなに、明るい人が、過去に僕みたいになったのか…。 アリシア「私は、師匠に心の闇から救ってもらったんだ。師匠は、もう死んじゃったけど、私は師匠の意思を継いで、過去の私みたいな人を無くしたいの…」 ソラト「…話すよ」 この人だったら、話しても大丈夫な気がする…。 僕と同じ闇を持った人なら…。 ~第一章FIN~
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