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そして更に言うのであれば、そろそろ学校に着いてしまうのである。 もう後は歩道橋のある交差点を渡り、少し行って校門をくぐるだけ。 なんて簡単なお仕事だろう。 飲み終えたぷるんぷるんシェイクの缶を鞄にしまい、歩く。 今日は折角の機会なので歩道橋を使うことにした。 交差点自体が結構な大きさなので、歩道橋もわりにでかい。 階段を上るのが面倒臭いのと普段は自転車なのとで、殆ど利用したことがなかった。 何時だったか、足を鍛えようと思って歩いて投稿してたとき、やたらこのぼろっちい階段をダッシュした覚えがある。確か筋肉痛になって三日で止めたっけ。 そんな回想に耽りつつ、階段を昇る。 カンカンカンカン。 自分の足音がやたらと響く。鉄板と靴底のぶつかる音。 カンカンカンカン。 大勢で一斉にのぼったら、さぞ煩いだろう。あ、その前に壊れるか。 カンカンカンカン。 やっぱ疲れんな、これ。 カン。 昇りきる。 昇りきって。 昇りきって、目の前の光景に―――固まった。 固まって、しまった。
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