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「あ、親にはまだ内緒だよ、まだ全然気づいてないし。」
「えぇ!?親全然気づいてないの!?」
衝撃告白。彼氏がいるなんて素振りなんて全く見せず、親に内緒で付き合っていて、
しかもボロを全く出さないなんて…恐ろしい子…!
「お姉ちゃんも知ってる人だよ。ほら、高2のカケルさん。」
「えぇ!?まさかの年上!?」
一番の衝 撃 告 白。中学生にしてすでに年上キラー!!
しかも相手は100メートル走においてはこの街で右に出る者はいないカケルくん。
数多のライバルがいたはずなのに…恐ろしい子…!!
驚く私をよそに、愛希は、
「そんなことより、今はお姉ちゃんの明日の服だよね。
お姉ちゃんとしてはさ、服を着て、相手にどう思われたいの?」
と言った。
「え?」
キョトンとする私。そんなことまったく考えていなかった…。
服を吟味しながら、愛希は続ける。
「ただ漠然と考えていても決まらないと思うよ」
その通りだと思った。我が妹ながら素晴らしい。
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