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1860年 夏の日だった
輝く日差しを浴びながら草の上で寝っころがり、鼻の穴をほじり町を見てた若き侍がいた。
その侍の名は[長木 修羅丸] 歳は17である。
「あれ?血が付いた鼻毛が...」
修羅丸は鼻をほじくり回し過ぎて
鼻の穴からでた大量の血によって
口回りが血で染まっていた
「ああぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁ!!!!」
っと、低い声で独り言を言う修羅丸。
すると
前方向から五十代後半の男性が走って来たのだ。
徐々にこっちに向かってくる。
「うわっ...やっべ!!」
その時
修羅丸は悪感を感じたのである。
そう、その走りよってくる男性は師匠であった。
「どこほっつき回っとるんだぁ!」
「鼻の穴」
「そっちじゃないわい!!」
っと怒鳴り声をあげた
逃げようとしたが師匠に捕まり
師匠は拳を掲げ、修羅丸の脳天に振り下ろした
「喰らえ!!ダイナミックボンバー!!!」
修羅丸の脳内で鈍い音が響く
「ってぇぇ~な!この糞頑固爺が!!」
あまりの痛さに殴られた頭部を両手で押さえた
「なんやて?頑固爺やて??」
「ひぃひぃぃぃ!さーせんしたぁ!!!!」
修羅丸は頭部を地面に擦り付け
見苦しい形で謝罪した
「見苦しいわぁ!!!」
そう師匠が言うとすぐさま顔を上げ
修羅丸は鼻をほじっていた
「なんすか?」
「ばぁあかにしとんのかぁ!!!?このアホんだらぁ!」
師匠はもう一発、ダイナミックボンバーを喰らわしたのであった。
すると
修羅丸はあまりにも痛すぎたせいか気絶してしまったのだ。
師匠は気絶した修羅丸をおんぶして稽古場までは運んで行く。
「この馬鹿者は....」
師匠と気絶した修羅丸は稽古場に着き、おぶっていた修羅丸を
ゴミのように玄関の前に投げつけた。
「痛ッ!!何するんですか!」
修羅丸はあまりにも痛過ぎたのか、意識を取り戻したのである。
「修羅丸!立て!稽古をするぞ!!俺の攻撃を避ける事が出来たら稽古終了だ!」
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