NOBI NOBI MAX

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修羅丸は気絶したまま、夜を迎えた。 ~7年前~ 雨が降っていて寒い夜の事だった。 少年は小さい小屋で一人で雨宿りをしていた。 すると 前方から男性が雨に当たりながら走ってきた。 男性は雨宿りをしていた少年に気づき話をかけてみた。 《坊主?そんな格好じゃ寒いだろ?俺の上着きな。》 すると 少年は震えながら 《お、おっちゃんあ、ありがとうね…》 少年は男性から少し濡れた上着を借り、寒さをしのごうとした。 《坊主お前の父ちゃん母ちゃんは?》 男性は少年にそう聞いた。 少年は涙目になりながら下を向いて一言言った。 《死んだよ…岩の下敷きになって死んだ…》 男性は少年のその姿と話から刹那さと悲しみを感じた。 《そうか、それは気の毒だな…おい!坊主!俺のとこ来い!俺がお前の面倒みてやるよ!》 男性は何故か同情してしまい、少年にそう言った。 《だけど、手伝いとか、色々やってもらうぞ!いいな!》 少年は笑顔を浮かべこう言った。 《おじちゃん!ありがとう!お、俺の名は修羅丸!よろしくお願いします!!》 《そうか!お前の名は修羅丸か!いい名だ!俺は坂田浩介だ! 剣術を教えてるんだ!俺の事はおっちゃんか、師匠って呼べな!》 そう、ここで修羅丸と師匠は出会ったのであった。 「起きんかい!修羅丸!いつまで寝とるんだぁ!」 師匠は昨日から気絶したままの修羅丸のデコに3分の2の力で拳骨を 食らわした。 「ってえぇ! 痛い!何これ!痛い!」 修羅丸はあまりにもの痛さに目を覚まし外の風景を見た (今日は雨か…) 「おはよう。」 修羅丸は痛さを堪え師匠に言う。 「おう、修羅丸!今日は雨だから稽古はなしな。 あと、お前に渡したい物がある。飯を食ってからまた話すわ。わかったな。」 「はいよ」 修羅丸は感心も持たず、眠たそうに布団を畳み、食卓に足を運んだ。 食卓に着くと豪華な食べ物がいっぱい並んであった。 修羅丸は椅子に座り、師匠を来るのを待ち、いつもの様に鼻をほじり思った。 (何で、今日はこんなに、豪華なんだろう? イテ!鼻毛がまた取れた…) すると 師匠は嬉しいそうに修羅丸の方に近づき、手にもっていた物を修羅丸に渡した。 「受け取れ、誕生日プレゼントだ。」 師匠が修羅丸に渡したのは刀であった。
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