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「…いらない」
「は?あんた病人だぞ?しかもところどころに小さいが怪我だってしているんだ」
「………」
「何があったか知らないが、今は言うことを聞いてください。」
優しい人。だけど僕にそれはもったいないから。
「お兄さん、飲まないの…?」
「…っ、」
ヤバい、泣きそうだ。
優しさにすがったらまた、僕は欲張って…。
「あれあれ?緑のお兄さんは泣きそうなのかな?」
横からひょっこり出てきたのは小さな女の子。犬耳がピコピコと動いている。
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