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「私、お兄さんには笑顔が似合うと思うよ?」
笑顔、か。
最近は笑うなんてことなかったからな。
「……ッゴホン。チヨ、まだ準備終わってないんだから、早く戻りな?」
「ちぇっ…(`3´)じゃあお兄さんまたね~」
手をひらひらと振りながら少女、いやチヨちゃんは去って行った。
素直でいい子だ。
「で、俺の名前は、ユウリ=レイチェル。よろしくな?」
スッと差し出された手。
俺は握っていいのだろうか?
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