10/16
前へ
/66ページ
次へ
手を差し出された事に戸惑う。 「…あなた、ちょっと失礼じゃなくって?」 唐突に言われた言葉。 声の方に向けばそこにはピンクの髪の女性がいた。だがしかし、顔が長い髪で隠れて見えない。 「手を差し出されたら手をだす。当たり前のことがなんでできないのかしら? 何に迷っているのか、戸惑ってるのか知らないけど、コックさんに失礼じゃないのかしら?」 キッと睨まれたかと思えば、すぐに顔を逸らされてしまった。 「そうよ。男の人なんだから、しっかりしたら?」 またしても犬耳の女の子。チヨちゃんとは違って少しキツイ当たりだ。
/66ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加