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手を差し出された事に戸惑う。
「…あなた、ちょっと失礼じゃなくって?」
唐突に言われた言葉。
声の方に向けばそこにはピンクの髪の女性がいた。だがしかし、顔が長い髪で隠れて見えない。
「手を差し出されたら手をだす。当たり前のことがなんでできないのかしら?
何に迷っているのか、戸惑ってるのか知らないけど、コックさんに失礼じゃないのかしら?」
キッと睨まれたかと思えば、すぐに顔を逸らされてしまった。
「そうよ。男の人なんだから、しっかりしたら?」
またしても犬耳の女の子。チヨちゃんとは違って少しキツイ当たりだ。
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