幼少期

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----やりたい------- そう思った理由はこの声が「本当に世間一般でキモい声なのか」 調べたい。そんな不順な動機。 私は勇気を出す事にした。 その時目に留まったのは大好きなフリーゲーム(無料で遊べるゲーム)のボイスドラマ(音声のみのドラマ)企画。 ふわふわロングヘアの可愛らしい僧侶の役に応募。 結果は合格だった。 そこから自信を持った私は、ネット声優を通して 沢山人と出会った。 ゲームプログラマーに漫画家、声優俳優歌手に オカルト学者・・・さまざまな人と話した。 皆現役のプロで現在も頑張っている。 負けちゃダメだと思い短大に(親の世間体守りで)入った 時にボーカルスクールに入所し、特待生で舞台経験を 重ねたり、ネットの元声優所属の演劇集団に入り 基礎を勉強。 結局アイドル事務所に入り1年で辞め 結婚したが普通ではありえないほど 人に恵まれ支えられた。 親には邪魔ばかりされた。 苦痛しか与えられなかった。 でもその後ろにはネットの仲間や リアルで私を必要として心から支えてくれた人が いたから頑張れたのだ。絶対1人では無理だった。 「見てくれる人は見てくれる。アンチや侮辱する奴は ただの妬みか、それしか出来ない大馬鹿ものだから 気にするな」 これはネットの仲間のIさんが苦しいと叫んだ私に 言ってくれた言葉。 だから、決めた。 どんな事も立ち止まらないと。 決めたはずだった・・・。 -?18?-
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