幼少期

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偽りのルート2 (あれ...?) 気がついた時は、既に遅かった。 案の定、彼女の思惑通り私は 迷子になった。 でも鈍感な私である。 完全に裏切られたと気づくあの日まで 私は、迷った事さえ、自分が 道を間違えたと思い込んだ。 私は別れ際に彼女に道の確認を再度し、 家に帰るために必死だったのだ。 だが現実は残酷で、目の前には林。 公園らしきものは周りに見当たらなかった。 私は記憶を頼りに来た道を戻り一度学校の前まで行くしか選択がなくなった。 (バカだなー教わったのに間違えたわ。門限に間に合います様に) 心の中ではこうつぶやきながら いつもの道を歩き始め、 門限ギリギリ、若干走ったため 心臓バクバクで家の門を開け 中へと入った。無事帰ったのだ。
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