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もう一人暮らしを始めてから、もう3年ほど経っていた。
そんなことすら忘れて日々、大学生活を過ごしている。
ごく普通の大学生、吉川直人。
そんなある日、今晩はサークルの飲み会だった。
部屋のドアを開ける。
「おかえりなさい」
そこには珍しく紗織の声が聞こえた。
「ただいま。」
「あれ?今日泊まりにくる日だったっけ?」
僕は軽く酔った頭の中の記憶をさかのぼるが、全然そんな記憶が見当たらない。
「会いたくなったから来ちゃった」
紗織は僕に抱きついた
「直人~、また飲んでたの?」
「今日はサークルの飲み会だったんだよ」
僕は、抱きついてる紗織を離し、ジャケットを脱ぎハンガーにかけた。
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