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「あ~、腹減った」
「誰だよ、今日補習二時間で終わるって言ったバカ
ミッチリ四時間もあったじゃねぇか」
小柄な少年、小林タクミはうんざりした顔で隣で商品を物色している少年を見つめた。
「いやぁ~、ね!誰だよマジで、タクミンが迷惑してんじゃね~か~
はぁ~迷惑迷惑っ!」
額に冷汗を滲ませながら、睨まれた少年は視線から逃れるようタクミから離れていった。
もちろん間違った情報をどや顔で広めたのは彼、大木ミツルである。
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