夏休みの宿題を終盤にする計画の成功率は極めて低い

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まっすーの好調な毒舌に若干だがしょんぼり(´・ω・`)顔になっていると、まっすーは再び溜め息を吐くと口角を小さく上げた。 「……まぁ、立ち話も何だしさ、とりあえず上がる?」 「では、お言葉に甘えましょう。 スリッパと茶菓子を持ってこい」 「いや、やっぱり帰れ」 「あーサーセン冗談です冗談! ごめんなさいスリッパ要りません茶菓子しか要りませんから!」 「然り気無く茶菓子を求めるな」 玄関の前で土下座を極めて謝る私に突き刺さる、まっすーのゴミを見るような眼差しといったらもう……不覚にも興奮(ry その後も玄関でボケまくった後、パジャまっすー(※私命名)の部屋に案内された。 とても綺麗に整頓された部屋は、気品というものが感じられる。 カーペットもカーテンも、決して高級品とかではないのだろうが、汚れ1つ見当たらないからなのか高価な品に見えてきた。 この部屋を荒らすのが私の使命か……腕が鳴るぜ。 「先に言っとくけど、狗猫。 部屋を荒らしたら絶交だから」 「御意」 心を読まれた……だと……!? この女、読心術師か!? 盛大に怪訝な表情を隠すことなく私を睨むまっすーの手には、皿とコップの乗ったお盆が。 皿にはクッキーが盛られている。 何だかんだ言いながらも用意してくれるなんて……優しいなぁ。 「うんうん、まっすーは将来絶対良いお嫁さんになれるよ」 「それはどーも……」 ぶっきらぼうに返事しているけど照れ顔のまっすーマジ萌えた。
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