にょたいか!! 3

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そんなに痛いものなんだろうか? そう思っていると、林君が何気ない顔で戻ってきた。 「どうだった?林君」 「………別に」 さすが林君、まぁ、当たり前といえば当たり前だが… 「本郷幹宗さーん」 ふと、バスの中から女の人の声が聞こえてきた。 「お前だ、幹宗。せいぜい苦しむがいい!」 そう言ってバスの中に幹宗を押し込んだ。 「止めろ!、なにをする!」 幹宗の必死の抵抗。 「いや、お前の番なんだよ!」 後がつっかえていることもあってさらに力を加えた。 「ぐはっ!」 幹宗を完璧にバスの中に入れた。 「やっぱり面白いな幹宗。」 そうは言ってみたものの一応友達だし、心配なのでバスの中をのぞいてみた。 (なんか嫌な予感がするんだが…) 予想は的中した。 「ふっ、この俺から血を抜くか。面白い、やってみな……ただし、この俺に注射を刺せたらな!!」 あいつ、なにバトル発言してんだよ。 「はい、大人しくしてくださいね~」 医者は何気ない雰囲気で幹宗を押さえつけた。 さすが大人!反応も大人だな~ 幹宗の抵抗はむなしくも大人三人にはばまれたのだった。
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