にょたいか!! 4

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幹宗がバスの中から戻ってきた。 「幹宗、たくさん血抜かれたか?」 「あぁ、ざっと二リットルは抜かれたんじゃないのか?」 これはこいつなりのボケらしい。 「二リットル抜かれたら死んでるぞ。つか人間の体に二リットルも血なんてあったか?」 そんなどうでもいい議題について話していると。 「前田望さーん」 またナースの声が聞こえてきた。 「あぁ、次は俺だったか…」 そう言ってバスの中に入ろうとすると。 「あばよ、前田。せいぜい俺と同じ苦痛を味わうがいい」 幹宗が恨みのこもった声で言ってきた。 「お前がなにされたか知らんが、俺は血を抜かれに行くだけだぞ」 そう幹宗につげバスの中に入っていった。 バスの中は意外と広く、まるで一つの部屋のような感じがした。 バスの中には医者とナースが二人ほどいた。 記録係かなにかだろうか? そう思いながら医者の近くにある椅子に腰をかけた。
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