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「健康的でいい色の血だね」
と、医者に誉められた
「はぁ、ありがとうございます」
とりあえずお礼を言っておく。
「いや~、前の誰だっけ……あっ!そうだ、本郷君だ!いや、彼の血があまりにも不健康だったから、彼はあれかな?朝昼晩と砂糖水で生活しているのかな?」
「いや、それはないと思いますけど……」
幹宗の血はよほど汚い色をしていたらしい
戻ったら幹宗に伝えてやろう。
「はーい、じゃあもう良いですよ~」
ナースがそう言ったので、俺はバスから出た。
ちなみに俺が男子の最後なので次は女子が待っていた。
「ねぇ、前田君、痛かった?」
と、一人の女子が聞いてきたので「いや、そこまで痛くはなかったよ」と言って自分達の教室に戻っていく
教室では男子達が楽しそうに話していた。
どんな話をしているんだろう。そう思い輪の中に入っていく
「あの医者、ぜってー女子になったとたん、変態とかすよな」
『うんうん』
医者ってかわいそう、そう思う前田であった。
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