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どうやら今日は四時間授業らしい。
早速保健室に向かう、俺らは一年五組なので結構最後のほうだ。
まずは健康診断かららしい。
体重、座高、身長をはかって、健康状態を調べるみたいだ
最初に林君がはかり始めた。
その次に幹宗、次に俺。という順番だった。
林君がもう戻ってきた。結果は標準だったらしい。
次に幹宗の番だ。
(あいつさりげに太ってるからな…)
案の定測定する場所からもめ事が起きているようだ。
(まさか……)
「え~っと幹宗君だっけか?」
「よくわかったな…誉めてやろう!」
あいつ医者に向かってなに言ってるんだ?
「うーん、率直に言うと…」
「言いたまえ」
「君は少し太りすぎ…」
「………………」
しばしの沈黙
「……バカな!私のどこが太っていると言うんだ!」
「それは君の腹が物語ってくれるよ。」
(なるほど、脂肪か)
しかし幹宗はまだ納得いかないようだ
「これは筋肉だ!断じて脂肪ではない!」
「医者をバカにすんなよ。こんなぶよぶよの筋肉見たことないわ!」
医者の正論。
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