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「王国騎士団相手に言い張ったって意味がない事には変わらないけどね。正直に話せば赤以外に染め直されるだけ。マストゥーヤだと言い張れば、保護と言う名の監禁生活が待ってる訳だし」 「……」 「でも、君には意味があった。王国騎士団に染め直されたくない理由があったんだ」 「……」 「きっと、国がこんな風におかしくなる前に、大切な誰かに染めて貰ったんだろう?綺麗な赤色だ。地毛だって言われたら信じてしまうくらい、本当に綺麗だと思うよ」 「……」
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