85人が本棚に入れています
本棚に追加
「遅いですよ笹原さん、新山さん!」
「ああ・・・・・ごめんごめん!」
笹原はパトカーから下りて言った。
「イヤー・・・・渋滞に巻き込まれちゃって」
新山も息が切れ切れでパトカーから下りる。
「まあ、もう片づきましたけどね・・・・・・!?」
明は思わず立ち止まった。
そこには黒縁メガネの中年の男、そう彼こそ。
「・・・・・・オヤジ!」
「久しぶりだな明・・・・・・・・」
明の父にしてIWBC前社長『唐部 総一郎(カラベ ソウイチロウ)』であった。
「お前が仮面ライダーだったとはな・・・・・・」
「だからなんだ?俺はあんたの元には帰らないぞ・・・・・・」
明はバイクの置いてある場所に戻ろうと階段を上る。
(?)
状況が読み込めない笹原と新山は顔を合わせた。
(どんなことでも俺の下にかえってもらう・・・・・・・・明!)
総一郎は笑みを浮かべるのだった。
最初のコメントを投稿しよう!