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「ちょっとまって、友治さん!」
優里の母の飾が追いかけてくる。
「はい?」
「あの人はかなり気難しい性格でもあるけど決して本気で怒った訳じゃないの・・・・ただ・・・」
「自分の仕事に自信を持っている、でしょう。わかってますよ」
「ごめんなさい、本当にあの人頑固だから」
「でも、仕事は熱心にやる。そういうところは俺にもわかりますよ」
友治は上を向きながら言う。
「優里も私と一緒であなたの一つのことに真剣になれるところが好きになったのかもしれませんね」
飾は笑顔を見せた。
「そうかも知れませんね。じゃあ、バイク・・・・・よろしくお願いします」
「はい、主人に伝えておきます」
友治と飾はそこで別れた。
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