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某所_来賓室
「ダモン将軍閣下.
この度は突然の訪問を許可して頂きありがとうございます。
私、グレイバー砦"独立軍"総司令官を勤めるクレイツ・ギルバートと申します
以後、良しなに」
我ながら素晴らしい言葉使いでしょ?
私、やれば出来る子なのですよ?
おっと…
今はふざけている場合ではありませんね
「…かけたまえ」
おぅ…握手も無しですか
「では、失礼して」
んん…!?
この椅子固すぎます…
「それでクレイツ殿とやらは...一体何用で参った?
そちらの国とは現在.停戦協定が破綻した間柄…
言わば敵同士な筈だが?」
ほぅ…先ずは腹の探り合いのワンステップですか
それにしても…
"息を潜めて居る"兵士が沢山いますね…
「それはグラデンカ王国とでしょう?
申し上げますが、我がグレイバー砦は王国から
独立した身
言わば、敵でも味方でもない間柄です」
目付きが鋭いなこのお方…
「独立…?
はて、そんな"話は聞いた事が有りませんな?」
むぐっ…
流石に勝手に独立したとは、言えませんし…
どうしましょうか
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