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「…一月前程に
グレイバー砦にて.グラデンカ王国の将軍が"死んだ"のはご存知で?」
取り合えず
話を変えますか…
「あぁ、知っているぞ
何でも仲間内で斬りあった…とか?」
良し、作戦成功です
この人意外と単純ですね
「実はその"生き残り"が私でしてね?
そして、一緒に来ていた財政官.従者などを根絶やしにしてしまい…
王国に牙を剥いてやりましたよ.ハハハ」
私はわざとらしく首を振る…あれ?
墓穴掘ったかも…
「ワハハハハ!!
クレイツ殿.それは些か不味いであろう?
大国に喧嘩を売るなど
死んだも当然ではないか
ワハハハハ!!!」
こ、この野郎
いきなりバカでかい声で笑うとは…
ムカつきますね!!
…でも図星過ぎて言い返せないのがまた!
悔しい…
「ゴホン…失礼
それはそうとクレイツ殿
独立とはもしや.
自分で勝手にそう思っているだけでは?」
ぐ…
やっぱりこの人単純じゃないですね!
ハモン君を連れて来れば良かったかも…
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