14回廊

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「帝国の15万の兵の内 7万は"北国"と戦争中です. 万が一. 此方に侵攻するならば 3万~6万程でしょう. あ、勿論. 防衛に兵士を残したと 考えればですがね.」 腕を組む者. 顎に手を置く者. 考えに更ける一同を 見回すクレイツ. そして. クレイツと目があった 者がスッと立ち上がる 「もし.. グラデンカとグロリア帝国が同時に攻めてきたらどうするのです?」 最もな意見を述べる将校 「まず間違いなく "壊滅"しますね... しかし. "偵察隊"の話によれば グラデンカ国王を良く思わない"反乱者"が国を掻き回している最中... その対応に追われているそうですよ?」 将校の一人の問いに 優しく答えるクレイツ だが… まだ喋りたい様子の将校であった. 「座れ. ではクレイツ様の考えを教えて下さい」 ハモンが将校に一瞥し. 話を変える. 「まず我々は…」 ........... ......。 夜遅くまで 軍議は開催されたのであった...
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