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開戦一日目.
グレイバー砦側の弓飛距離から数百m離れた場所に投石器を設置する帝国兵達.
「アンカー設置!!」
投石部隊隊長が声を荒げて指示を出し.
ゴーン…
ゴーン…
指示の元.
6つの投石器を熱砂奥深くにアンカーを射出して固定する帝国兵達.
「アンカー射出完了!
何時でも撃てます!!」
「ふふ…蛮族共め!
我が帝国の投石の威力
とくと味合うが良いわ!
はなてぇぇぇ!!!」
"円形60cm"
重さにして300kmの岩6つが勢い良く跳ぶ.
推定距離1kmまで.
軽々と跳ばす事が出来る巨大な投石器
そんな強力な威力を有す岩の弾は吸い込まれるようにして砦に当たる.
「ハハハ.やったか?」
「駄目です…砦が少し欠けた程度です!」
双眼鏡で当たった光景を見ていた部下から伝えられる隊長.
「なぁんだと…!?
かせぃ!!!」
双眼鏡をぶんどり.
自らもその光景を見た隊長は大きく舌打ちをする
「ちぃ…
射出角を7度変更しろ!」
「「はっ!!」」
投石器の軌道をずらし.
5人がかりで岩を設置していく兵士達だった.
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