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ﾄﾞｫｰﾝ…
煩いなぁ…もぅ.
「ハモン君.
とりあえず籠城戦の話は置いといて.
この煩く門を叩く敵をどうにか出来ないですか？」
他人任せ？
えぇ…その通り.
何か考えるの面倒臭くなってきました.
「ではグレイバー砦名物
"爆雷筒"を御覧に入れましょう.
おい！準備しろ!!!」
ん…?
砦の門の天辺近くに開いている小さな穴に棒?
見たいな物を３つ入れ始める兵士達.
何をしているんですかね？
「爆雷筒に火薬を入れ装填開始!」
「「装填完了!」」
「よぉし!!
追跡魔法"スニーク"を付加.
目標は門前で騒ぐ者が
操る攻城兵器!
スニークを付加した者から……発射!！!！」
ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ…
ｷﾞｬｬｧｧｧ…
「えぇー?」
なにそれ….
物凄い爆音がしたと思ったら敵の断末魔が聞こえて
外が静かになりましたよ？
「ふぅ…
静かになりましたねクレイツ様.」
ニコリと笑うハモン君.
いやいや…
そんな強力な物が在るなら初めから使いなさい.
それにしても.
一体どうやってスニークを見えもしない相手に掛けたんですかね？
勘な訳ないですよね…
もしかして.
ハモン君の謎のスキル?
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