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帝国側_垂れ幕内
冷却魔法アイスマが隅々まで行き届いている垂れ幕内では.
今回の遠征軍を任されたダモン将軍を筆頭に
3人の将軍が鎮座していた.
「やはり.鉄壁じゃのう…
我が帝国兵が攻めあぐねておるわ.」
「おまけにあの高濃度の守護魔法がやっかい過ぎて魔導師部隊が使い物にならんな…」
「更に.攻城兵器の1つが砦側の謎の武器により大破...
一体あれは何だ..
見たことも聞いたこともないぞ?」
一人.
また一人と意見を述べる
…いや.
ぼやいて居た.
「現在の損失は
死者1258.
重軽傷者290...
開戦が始まり.
およそ6時間.
正午を過ぎた頃で.
これだけの損失とは..
うーむ…」
「なぁに.
戦はまだ始まったばかりだろ?
本国から強力な攻城兵器が来るまで現在の物量作戦で大丈夫さ.
それに.
我が帝国を本気にさせたのだ.
"ワイバーン"部隊が来れば砦など造作もない
ガハハハハ!!」
神経質に考える者.
楽観的な者.
悩む者.
各々が.違う感情を持つ中戦場の時は過ぎていく..
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